大阪のリスティング代行会社の正しい選び方

2020年3月に電通より発表された「2019年 日本の広告費」でついにインターネット広告費がテレビ広告費を超え、前年比119.7%の2兆1048億円という数値まで伸びました。そのネット広告の中でも約8割を占めるのが「運用型広告」であり、さらにその中心となるのがリスティング広告となっています。
(参考:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2020/0317-010029.html

この事実から、近年では大手企業はもちろんのこと、初めてネット広告に取り組む中小企業の数も増加していることが分かります。言わずもがな、その多くは東京を中心とする首都圏に集中しており、リスティング広告の運用代行を行う広告代理店もそれに比例し、首都圏に集まっているのが実態です。

本記事では、日本第二の都市である大阪において、リスティング広告の運用を委託する業者を選定する際に、どこに注視すべきなのかということについて、ご紹介したいと思います。

そもそも”良い運用会社”って何だっけ?

よく「リスティング広告 大阪」のようなキーワードで業者を検索すると、
 ・大阪でおすすめのリスティング運用会社○○選
 ・リスティングに強い大阪の広告代理店○○社
みたいな記事をよく目にします。

そして全部見てみると、それぞれ全く異なる業者が紹介されているなんてことが多発する始末。「結局どこが一番いいねん!」と大阪人ならツッコんでしまっているのではないでしょうか。

結論からいうと、”良い”の定義は企業様やご担当者様によって異なるので、一概にコレ!と指定することはできないはずなのです。

「アナタにおすすめの結婚相手5選!!」なんて言われても、
「いや、それは自分で決めるから勝手に決めんといて!」となりますよね。それと同じです。

基本的にはご自身の重視するポイントとのマッチング度合いで判断するのがベストなので、まず、リスティング運用会社を決める際の選定基準は何なのかを挙げてください。そしてそのあと、その中で優先順位をつけてください。

以下に、これまで多数の業界・多種多様なご担当者様のリスティングのお手伝いをさせていただいた経験に基づいて、選定する際の見抜き方についてご紹介いたします。

アナタに合うリスティング会社を見つけるための評価指標

実際、「良いかどうか」という抽象的なことを選定するわけですので、多くの場合、最終的な判断が個人の感情によるところが多くなっているのではないでしょうか。

あるいは上司の方に、「どういう根拠でその業者にするの?」という質問を投げかけられた時に数的根拠がないので、困った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

以下は筆者が実際に用いている方法なので、参考までにご紹介いたします。

(例)判断指標がABCDEの5つ(それぞれの指標に-2点~+2点の5段階で評価)
 それぞれの優先度abcdeとする(優先度1位→5点~5位→1点)
 ※点数のつけ方は任意

評価=a×A+b×B+c×C+d×D+e×E

このようにスコアを数式化することで業者比較を定量的に行うことができ、
説明にも根拠ができます。もしよければご活用してみてはいかがでしょう。

さて、では本題に戻りましょう。
評価指標は基本的には大きく以下の3カテゴリに分かれると思います。

定量指標系

抽象的な選定の中で唯一定量的に判断ができる指標  

売上規模

 売上規模から月平均を算出することで間接的に運用社数や運用規模を推測
  ・社数の多さ⇒業界経験値
  ・平均運用額⇒技術的な運用幅の広さ

運用者人数規模

 <売上規模÷運用者人数規模>から1名あたりの運用社数や運用規模を推測
  ・対応社数 ⇒1社あたりへのリソース分配量
  ・運用規模 ⇒プレイヤー1名当たりの運用スキルの幅

テクニカルスキル系

リスティング広告単体で見た技術力・知識力

リスティングと一言で言っても、その中には細かい分類があります。
・検索連動型
・ディスプレイ
・ショッピング
・ダイナミック
・リマーケティング/リターゲティングなど。

ご提案時の内容から技術や知識レベルを見極めてみてください。
 ①なぜその手法を用いるのか
 ②なぜその予算分配なのか
 ③シミュレーションの数値根拠はなんなのか
など、出された情報を鵜呑みにせず、一歩踏み込んでヒアリングすることで、
本質的提案なのか、薄っぺらい知識に基づく数字遊びなのかが見えてくるかもしれません。

出稿可能媒体の幅

 リスティング広告はあくまでインターネット広告の一つの選択肢にすぎず、
 お客様のゴールは限られた予算で目標を達成することです。
 ですので、業者選定の際にはリスティング広告だけに目を向けるのではなく、
 中長期的な視点で最適な広告媒体を提案・運用できることは非常に重要です。

 リスティング以外(SNS広告やDSP広告など)の出稿可否や運用経験の確認は
 必須といってもよいでしょう。

ヒューマンスキル系

技術力が重要なことはいうまでもありませんが、インターネットマーケティングもチームプロジェクトです。テクニックだけでヒューマンスキルのない方とはいいチームは築けませんし、結果成果の最大化にも至らないでしょう。

  • 誠実さ・丁寧さ
  • コミュニケーション力
  • 相手に興味を持つ力(★)
    ※特に筆者は★の項目が非常に重要だと考えます。

「どれだけ自社のことを気にかけてくれるのか」
「どれだけ自社のビジネス領域を知ろうとしてくれるか」
「どれだけ自社の目標達成に熱心になってくれるのか」

この人としての熱さが一緒に成功させようというチーム全体のベクトルの統一につながると思います。

まとめ

今回は「リスティング業者の選び方」というテーマでお話ししました。
みなさんのリスティングを実際に運用するのは企業ではなく「人」です。

自社の将来を委ねる重要な選定に会ったこともない第三者の意見を鵜呑みにせず、自分の目で判断できるよう、選定においても目的と基準をしっかりと定めて良いパートナーを見つけていただければと思います。