サテライトサイトとは?SEO効果やペナルティリスクについて

サテライトサイトを解説 SEOにも役立つ?

Googleは年々頭が良くなっていて、サイトに掲載されたコンテンツを理解し、ユーザーニーズに沿って評価できるように成長しています。
要するに「ユーザーにとって本質的に有益なサイト」を検索エンジンは高く評価します。

とはいえ、1つのサイトでアプローチできるユーザーには限りがあり、コンテンツ品質の高いサイトでもマーケティング活動も制限されてしまいます。
そんなときに便利なのが「サテライトサイト」です。

今回は、サテライトサイトの概要から、運用時に気をつけたいこと、成功している事例などをご紹介します!

サテライトサイトとは?

サテライトサイトとは、ターゲット層を広げるために本サイトとは別に立ち上げたサイトのことです。

外部リンクがSEOに与える影響が強かった時代は、立ち上げたサイトからのリンクによる検索順位アップ目当てで作成されることもありました。

ですが、冒頭で触れた通りGoogleは頭が良くなっています。
順位目的のサテライトサイトによる効果は弱くなっている上、順位操作目的のリンクはペナルティ対象として認識可能です。
こういった背景から、順位を目的としたサテライトサイトの数は減少傾向にあります。

サテライトサイトの役割

サテライトサイトには大きく分けてふたつの役割があります。

  • 本サイトの評価を上げること
  • 潜在ユーザーを獲得すること

それぞれ解説します。

本サイトの評価を上げる

具体的な手法としては、サテライトサイトから本サイトへのリンクを貼ることです。
Googleはサイトに対する被リンクを「サイトに対する支持票」のようにみなしていて、高品質なサイトからのリンクを高く評価します。

サテライトサイトの運営にも力を入れて高品質なコンテンツを増やし、そこから本サイトへリンクを貼ることで、本サイトの評価が上がる可能性があるのです。

潜在ユーザーを獲得する

本サイトには本サイトの役割があります。
アプローチできるユーザーはどうしても限られてしまいます。

例えば、とあるゲームメーカーを考えてみましょう。
本サイトの目的は既存のゲーム機(ハード)販売がメインで、他には新しく発売するゲーム機の宣伝などを行っています。

そのため本サイトには、

  • 製品情報
  • 独自機能の紹介
  • ユーザーの声
  • 注文フォーム

など、商品を購入する人向けの情報が掲載されます。
このサイトを訪れるユーザーを考えてみると、

「このメーカーのゲーム機を知っている」「 興味を持っていて購入を考えている 」 という場合がほとんど。
本サイト単体では、直近でゲーム機を買おうとは考えていないけど、将来買ってくれるかもしれないユーザーにはアプローチできません。

そこで登場するのがサテライトサイトです。
本サイトではカバーしきれない、

・ゲーム機別おすすめRPGの紹介
・自社他社問わない公平なゲーム機の比較

など、ゲームに関わる様々な情報を掲載したサテライトサイトを作ります。
このサテライトサイトで、直近でゲーム機本体の購買意欲はないユーザーと接点を持ち、さらに本サイトへリンクを貼ることで集客を増やすことができるのです。

ただ、これらの役割をきちんと果たせるサテライトサイトを作るには、サテライトサイト自体の品質を担保し続けることが重要です。

サテライトサイトの品質が悪いと、そもそもサテライトサイトの評価(検索順位)が上がらず、見てもらえません。

下記みたいなイメージですね。

サテライトサイト品質説明イメージ

当然本サイトへの集客も難しくなります。
再三になりますが、本サイトだけではなく、サテライトサイトの品質向上は常に意識してください。

ペナルティの可能性がある「被リンク用」サテライトサイト

「サテライトサイトとは?」で説明したとおり、かつては、被リンク獲得を目的とした質の悪いサテライトサイトが数多く存在しました。
現在ではGoogleがリンクの質(リンクを貼っているサイトの質)も取り締まるようになったため、低品質で更新頻度が低いサテライトサイトからの被リンクは、SEOにとってマイナス要因になります。

Googleはどんな時も、ユーザーにとって価値のあるサイトを評価します。
サテライトサイトがユーザーにとって役立つサイトになるよう作成・運営することが大事です。

下記3点を意識してみてください。
ペナルティのリスクが下がり、成果にも繋がりやすくなります。

  • 本サイトと分けて作成する必要があるのかを考える
  • 定期的に更新し、常に運用されているサイトにする
  • ユーザーにとって役立つコンテンツを掲載する

とだけ言われても難しいと思いますので、個々に解説します。

本サイトと分けて作成する必要があるのかを考える

無理にドメインをわけず、本体サイトに掲載できる情報は本体サイトで訴求しましょう。
本体サイトのテーマと異なる「新たな層へのアプローチ」が必要になった場合に、サテライトサイト作成を検討してみてください。

その際も「どんな層に」「どんなコンテンツを」「どんな形で提供するか」といったコンセプトを明確にするようにしましょう。

例えば当メディアは「日本のWeb担当者の皆さんに」「小難しいSEMの情報を」「できるだけわかりやすく提供する」というコンセプトで運営しています。

定期的に更新し、常に運用されているサイトにする

サテライトサイトに「目的」や「目標」を設定しましょう。
そしてサイトの解析を行い、改善を繰り返してください。
サイトの作成にも費用はかかりますし、しっかり成果を求めないと運営が長続きしません!

ユーザーにとって役立つコンテンツを掲載する

本体サイトはターゲット層が異なり、同時にユーザーニーズも異なります。
ターゲットやペルソナを考えて、ニーズに答えるサイトづくりをしてください。
集客の基本は「ユーザーを知ること」です。
ここを疎かにすると、「言いたいこと」ばかりが掲載されたサイトになり、Googleからの評価も期待できません。

上記の内容が十分であれば、本サイトでは集客できなかったターゲット層の獲得、本サイトへのリンク設定を行っても問題ないサテライトサイトとなるはずです。

上手なサテライトサイトの活用事例

同じブランドですが、ドメインを分けて様々なユーザーにフォーカスしたサービスを展開しているもののひとつに、「リクナビ」があります。

求人サイトとして有名なリクナビですが、転職者をターゲットとした「リクナビNEXT」や、派遣を希望しているユーザーに向けた「リクナビ派遣」など、それぞれのターゲットに特化したサイトが複数存在。

また、転職においてプロのアドバイスをもらえる「リクナビエージェント」など、各サービスに特化したサイトを作成し、専門性の高い人材サービスに取り組んでいるのがわかります。

こうしたサテライトサイトの運用で、幅広い層のユーザーに対してアプローチすることができるのです。

まとめ

リクナビの各サイトを見てもわかる通り、サテライトサイトはもはや「被リンク供給用の緩いサイト」ではありません。

このように、本サイトに勝るとも劣らない情熱を注いで作ることができれば、本サイトとは違った切り口で別のニーズに応えることのでき、時には高い集客力を発揮します。

サテライトサイトと、本サイトには無い強みがあってこそ、はじめて存在価値が生まれるもの。
サテライトサイトを有効活用できれば、本サイトだけではリーチできなかったユーザー層にサイトを知ってもらう機会を与えることが可能です。
アプローチするユーザー層が決まったら、その層に刺さるサテライトサイトの構築を熟考し、戦略を整えた上で運営していきましょう。

「対応方法が分からない」「自分でやるのは難しい」とお悩みの方には、実装も可能なジオコードのSEOがおすすめです!